焔Maison Homura
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一 · 4点

紙の棚

紙と糊でできた、中の空いた軽いもの。その多くは、ある人の願いを別の人へ運ぶためにつくられ、願いが済めば手放されてきました。

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一

手足のない僧

だるまは、禅をインドから中国へ伝えたとされる達磨大師の姿です。壁に向かって九年坐りつづけ、手足が萎えてしまったという話が残っています。だから人形にも手足がなく、丸く赤い体と、いかめしい顔だけ。

底に重みのある丸いものは、倒しても起き上がる。七転び八起き。それが日本では、ひとつの約束になりました。

二

片目は今、片目はあとで

新しいだるまは、白い目のまま売られます。願いを立てたら片方に墨を入れ、叶ったらもう片方を。片目のだるまは、待っているのです。何年も待つこともあります。

年が明けると、古いだるまは寺へ納められて焚き上げられ、新しいものが買われます。日本のだるまの多くは、東京の北、高崎でつくられています。

三

なぜ、こんなに赤いのか

疱瘡は、赤を嫌う神が運んでくると信じられていました。病の子には赤い着物を着せ、赤いおもちゃを持たせた。首のゆれる会津の赤べこもその願いから生まれ、九世紀に寺の材木運びを助けた赤い牛の言い伝えが重なっています。

虎には虎の理由があります。虎は千里行って千里帰るといわれ、戦時中は、出征する息子のために母親が道行く女性に赤い糸の結び目をひとつずつ頼む千人針があり、結び目で虎を描いたものもありました。顔はすべて筆で描くので、同じ顔はふたつとありません。

だるま、張子の虎、首ふりのべこ、祭りの面。中は空洞で軽く、贈るためにつくられたもの。
01一

紙

型に貼り重ね、乾ききってはじめて、自分の力で形を保つようになる。

達磨
達磨達磨群馬・高崎
博多張子
博多張子博多張子福岡・博多
赤べこ
赤べこ赤べこ福島・会津
犬張子
犬張子犬張子江戸——東京
この家の本業

探しものを承ります

お探しのものをお聞かせください。現物がある国に住んでいますので、こちらから見に行きます。

  1. ご希望を伺う何をお探しか、おおよその予算、期日があればその日。曖昧で構いません。「娘が生まれた年の干支の土鈴」——それだけで始められます。
  2. 探しに行く朝市、付き合いのある業者、市、そして家を片づけている家。その週に出てくることもあれば、何か月もかかることもあり、とうとう出てこないこともあります。
  3. ご判断いただく昼の光で撮った写真、寸法、欠けも含めて正直に書いた状態、そしてお手元に届くまでの総額。違うと思われたらそう仰ってください。それで終わりです。
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いま棚にある品:達磨 · 7博多張子 · 2赤べこ · 1犬張子 · 3

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陶

ある窯は、仕上げを火にまかせる。ある窯は五つの色で五十年描きつづけ、ふっと火を落とした。理由は、誰も知らない。

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群馬・高崎
達磨

達磨

群馬・高崎 · 十七世紀に定まった姿

目のないまま届きます。仕上げるのは、あなたです。

達磨は目のない状態で売られます。両の目は白いまま空けてあり、達磨は待っています。

作り手の手もと
正面
左
背面
右
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福岡・博多
博多張子

博多張子

福岡・博多 · 江戸期からの町の仕事

この家から歩いて行ける、ただひとつの仕事。

これは地元のものです。博多は福岡の古いほうの商人町で、ここから歩いて十分ほど。いつからと数える人もいないほど昔から、型に紙を貼りつづけてきました。

作り手の手もと
正面
左
背面
右
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福島・会津
赤べこ

赤べこ

福島・会津 · 江戸期からの守り

黒い斑は疱瘡です。子の代わりに、この牛が背負う。

張子の赤い牛。首だけが糸で吊ってあり、触れるといつまでも揺れつづけます。

作り手の手もと
正面
左
背面
右
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江戸——東京
犬張子

犬張子

江戸——東京 · 江戸期からの産の祝い

犬の頭に笊。それは駄洒落で、そして願いです。

白い張子の子犬。子が生まれたときに贈られ、初宮参りに連れて行かれます。

作り手の手もと
正面
左
背面
右
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Your bag