Maison Homura
0433
一 · 紙 — 江戸——東京

犬張子

犬の頭に笊。それは駄洒落で、そして願いです。

犬張子 — 江戸——東京
江戸——東京 · 江戸期からの産の祝い

白い張子の子犬。子が生まれたときに贈られ、初宮参りに連れて行かれます。

犬は産が軽く、子をよく育てるとされたので、安産と、すこやかに育つことのしるしになりました。

犬張子 — 左
左から
犬張子の仕事場
作り手の仕事場
作りの順
  1. 木型Kigata

    座った子犬の形の型。低く、丸い。

  2. 紙貼りKami-bari

    和紙を貼り重ね、天日で乾かす。

  3. 型抜きKatanuki

    型から割って外し、また合わせる。

  4. 彩色Saishiki

    白地に朱の耳。竹と笊の印は、子の息災を願うもの。

頭にはたいてい小さな竹の笊がのっています。竹かんむりに犬と書けば「笑」——笑いの多い一生をという願いだと説かれます。笊の目からは、まやかしを見通せるようにとも。

ほとんどが白いのは、始まりに贈るものだからです。

犬張子 — 右
右から
四方から
犬張子 — 正面
正面
犬張子 — 左
犬張子 — 背面
背面
犬張子 — 右
覚え書き
素地
型に和紙を貼り重ね、胡粉で白く
贈る時
出産のとき、初宮参りのとき
竹+犬=笑。笑いの多い一生を
産地
江戸——現在の東京
産地について

村の仕事ではなく、町の仕事です。江戸張子は裏長屋でつくられ、大きなものを置く場所のない借家住まいの人が買いました。

棚に並ぶ前に

品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。

お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。