黒い斑は疱瘡です。子の代わりに、この牛が背負う。

張子の赤い牛。首だけが糸で吊ってあり、触れるといつまでも揺れつづけます。
古い言い伝えがあります。柳津の円蔵寺を建てるとき、赤い牛たちが川から材木を運び上げ、仕事が終わっても一頭だけがその場を離れなかった、と。


胴と頭を別々に型取る。頭は自由に揺れねばならない。
型に和紙を貼り、しっかり乾かす。
胴の中に糸で頭を吊る。触れずとも首を振る。
朱に黒と白の斑。疱瘡除けの印である。
肝心なのは色です。赤は疱瘡を退けると信じられ、脇腹に描かれた黒い丸はその疱瘡のあと——子の代わりにこの牛が背負うようにと、枕元に置かれました。
陽気な姿をしていますが、始まりは恐れです。日本の郷土玩具はたいていそうです。





雪国です。会津は一年の三分の一を閉ざされ、そこから出た手仕事は十一月から三月のあいだ屋内でできる仕事——漆、絵ろうそく、張子の牛——ばかりです。
品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。
お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。
承りました。入り次第ご連絡します。