Maison Homura
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五 · 布 — 京都

友禅

扇絵師が、色と色の混じるのを止める方法を見つけた。絹が画布になった。

友禅 — 京都
京都 · 十七世紀末から

十七世紀の末まで、絹は染められても描けなかった。濡れた色は繊維を伝って広がり、境目はすべて濁る。それを解いたのが京の扇絵師・宮崎友禅斎で、答えは米の糊だった。

下絵を描き、渋紙の筒から糊を細く、輪郭の上に置いてゆく。糊は土手である。内側に挿した色は、土手を越えられない。仕上げに蒸して色を留め、水に晒せば土手は消え、あとには輪郭ごとに髪ほどの白い線を残した絵が残る。

友禅の仕事場
作り手の仕事場
作りの順
  1. 下絵Shitae

    青花で絹に下絵を描く。後で洗えば消える汁である。

  2. 糊置きNorioki

    渋紙の筒から糊を、髪ほどの細さで線の上に置いてゆく。

  3. 挿し友禅Sashi-yūzen

    糊の土手の内側に色を挿す。土手を越えて滲むことはない。

  4. 水元Mizumoto

    蒸して色を留め、糊も下絵の青も流れ落ちるまで水に晒す。

その白い線が、手描き友禅と型の写しを分ける印である。糊のあった記憶なのだ。

かつて晒しは鴨川で行った。長い絹が流れに揺れていた。今は屋内でする。理に適っていて、そのぶん美しくない。

四方から
友禅 — 正面
正面
覚え書き
絹。織ってから染める。絣とは逆である
誰が
宮崎友禅斎。京の扇絵師
土手
渋紙の筒から置く米糊
見分け
輪郭に沿った髪ほどの白い線
産地について

土鈴は、たまたま音の鳴る飾りではありません。鈴です。釉をかけない土に玉を入れたまま焼き、足もとに小さな音穴を切ってある。音は乾いていて短く、金属とはまるで違います。

棚に並ぶ前に

品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。

お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。