Maison Homura
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四 · 金 — 富山県高岡市

騎馬武者

五月に男の子のために買われ、残りの十一か月は箱の中にいる。

騎馬武者 — 富山県高岡市
富山県高岡市 · 五月の飾り

大鎧をまとった武者が、立ち上がる馬に乗っている。仏像と同じ高岡の工房で鋳られ、兜の前立、威の糸、鐙に金が置かれています。

五月人形です。端午の節句に鯉のぼりとともに飾り、二週間ほどで箱に納めて翌年まで仕舞う。だから状態のよいものが多く残っています。

騎馬武者 — 左
左から
騎馬武者の仕事場
作り手の仕事場
作りの順
  1. 原型Genkei

    馬と武者を一つの構図として原型に起こす。

  2. 鋳込みIkomi

    馬、武者、得物を別々に鋳て、後で組む。

  3. 仕上げShiage

    威しや馬具は鋳た後に彫り込む。

  4. 着色Chakushoku

    黒く着色し、光を受けるところに金を残す。

見せどころは馬です。四本の脚と持ち上がった胴、そして乗り手までを、二点の接地で支える。

日本の美術銅器についての但し書きはここでも同じです。彫刻家が原型をつくり、工房が鋳る。私たちは箱に書いてあることだけを記します。

騎馬武者 — 右
右から
四方から
騎馬武者 — 正面
正面
騎馬武者 — 左
騎馬武者 — 背面
背面
騎馬武者 — 右
覚え書き
産地
富山県高岡市
用途
端午の節句、五月五日
仕上げ
銅に金の差し色
状態がよい理由
年に二週間だけ出し、あとは箱の中
産地について

慶長十四年、前田利長が高岡に城を築き、七軒の鋳物師を城のかたわらに住まわせました。いまも金屋町と呼ばれる一帯です。(七軒がどこから来たかは、伝えによって違います。)城は六年で廃されます。鋳物の町は廃されず、いまもそこにあります。

棚に並ぶ前に

品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。

お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。