五月に男の子のために買われ、残りの十一か月は箱の中にいる。

大鎧をまとった武者が、立ち上がる馬に乗っている。仏像と同じ高岡の工房で鋳られ、兜の前立、威の糸、鐙に金が置かれています。
五月人形です。端午の節句に鯉のぼりとともに飾り、二週間ほどで箱に納めて翌年まで仕舞う。だから状態のよいものが多く残っています。


馬と武者を一つの構図として原型に起こす。
馬、武者、得物を別々に鋳て、後で組む。
威しや馬具は鋳た後に彫り込む。
黒く着色し、光を受けるところに金を残す。
見せどころは馬です。四本の脚と持ち上がった胴、そして乗り手までを、二点の接地で支える。
日本の美術銅器についての但し書きはここでも同じです。彫刻家が原型をつくり、工房が鋳る。私たちは箱に書いてあることだけを記します。





慶長十四年、前田利長が高岡に城を築き、七軒の鋳物師を城のかたわらに住まわせました。いまも金屋町と呼ばれる一帯です。(七軒がどこから来たかは、伝えによって違います。)城は六年で廃されます。鋳物の町は廃されず、いまもそこにあります。
品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。
お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。
承りました。入り次第ご連絡します。