鑿のあとは削り落としません。あれが仕上げです。

一刀彫とは、一本の刃で彫るということです。大胆な平面で削ぎ落とし、刃の残した面をそのまま残す。丸めず、磨かず、つくった痕跡を隠そうとしません。
その素地に胡粉を置き、鉱物顔料で彩色し、金箔で仕上げます。角張った顔立ちが、屏風絵のような明るい色を背負うことになります。


柔らかい木を小さく取る。祭りの人形であって、仏師の仕事ではない。
一本の刀で面を落として彫る。後から丸めることはしない。
彫り面の上に岩絵具を直に置く。鑿跡を消さない。
良い品には、地に金箔を置く。
題材は奈良の祭礼から来ています。舞人、楽人、鹿、能の登場人物。
なめらかにしないと先に決めてしまう様式で、あとはすべてそこから導かれます。





一刀彫という名は、見えるもののほうを約束しています。刃の残した面を磨き消さない。あれが仕上げです。いくつかの決然とした面で彫り、そこで止める。
品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。
お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。
承りました。入り次第ご連絡します。