Maison Homura
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二 · 陶 — 京都の社寺

土鈴

見るためのものではありません。振るためのものです。

土鈴 — 京都の社寺
京都の社寺 · おおむね平成——一九九〇年代

土鈴は、素焼きの土でつくった鈴です。なかに土の玉がひとつ入っていて、手で形をつくり、手で彩色します。澄んだ音ではなく、乾いた、小さな、音楽的でない音がします。

その音が本体です。土鈴は場を祓うために鳴らされました。社で、戸口で、何かがうまくいかなかった部屋で。日本の土から出る音の道具のなかでも、もっとも古い部類に入ります。

土鈴 — 左
左から
土鈴の仕事場
作り手の仕事場
作りの順
  1. 玉入れTama-ire

    乾いた土の玉を中空の胴に封じ込める。これが鳴る。

  2. 成形Seikei

    二枚型で押すか、古い形のものは手捻りで作る。

  3. 焼成Shōsei

    低温で焼く。薄い壁のまま、乾いた音が残る。

  4. 彩色Saishiki

    焼いた後に彩色する。その土地の社が使ってきた数色だけで。

多くは十二支ぶんつくられ、その年の社で授与されます。ですから土鈴は、誰も年を書かなくても、年を背負っています。

ここにあるものは京都で集めました。社寺から、そして片づけられていく家から。私たちの手に来る前に、それぞれの一生がありました。彩色はたいてい落ち着いていて、高台の土に職人の指のあとが残っていることもよくあります。

この家でいちばん小さく、いちばん個人的なものです。客に見せるために土鈴を買った人は、いません。

土鈴 — 右
右から
四方から
土鈴 — 正面
正面
土鈴 — 左
土鈴 — 背面
背面
土鈴 — 右
覚え書き
何か
素焼きの土、なかに玉
澄んだ音ではなく、乾いた音
なぜ鳴らす
場を祓うため
十二支
十二ぶんつくり、その年に授与
産地について

土鈴は、たまたま音の鳴る飾りではありません。鈴です。釉をかけない土に玉を入れたまま焼き、足もとに小さな音穴を切ってある。音は乾いていて短く、金属とはまるで違います。

棚に並ぶ前に

品は日本で一点ずつ探し、出品する前に撮ります。お探しのものをお書きください。それに応えるものが入りましたら、お知らせします。

お知らせすることがある時だけお送りします。月に二度のこともあれば、何もない月もあります。